ガーデニングや畑仕事の後にホッと一息つける休憩場をつくりました。お家時間が増えたことで、家で過ごす時間の大切さを改めて実感され、より快適な住まいにしようと今回のリフォームを決めました。
素朴で、木や石などの自然素材をお洒落に取り入れた蓼科で訪れたロッジの雰囲気を家の一部に実現できたらいいなとお考えでした。担当の中村が提案したのは豊かな凹凸が生み出す陰影が温かみ溢れる空間を演出する無垢組木パネルでした。一つ一つの木目、色味、厚み、質感が異なりオリジナリティ溢れ、木に囲まれた温かい雰囲気になりました。「想像以上にお洒落に仕上げてもらいました。コンパクトで静かな空間は居心地が良くて休憩だけでなく、夕飯を食べたり、新聞や本を読んだり落ち着くスペースになりました。」以前のミニキッチンが木をふんだんに使った温もりのあるくつろぎの空間に生まれ変わりました。
一段下がった土間スタイルで天井までの高さが出て、広々とした空間になりました。コンセントの位置は使いやすさを考えカウンターテーブルの上の位置設けました。レトロな雰囲気で温かみのあるライトが照らし落ち着いた空間に。
ご主人が子供の頃から住んでいた家の建て替えの際、代々引き継いでいる家の思い出をどうにか形にして何か残していきたいとお考えでした。まず、木曽檜の柱は、なんと50年以上もの時を経て、とってもダイニングテーブルに生まれ変わり、和室には欄間を組み込みました。色の違いが歴史を語っています。「木って大事にしないとね」と奥様。
取材の終わりに奥様がオカリナを演奏して下さり、ステキなひと時を過ごさせて頂きました。