町田街道を入った根岸の区画整理地の中にある井上邸はピンクの外壁が優しい雰囲気の店舗併用住宅です。
お施主様の井上様御夫妻はそれぞれのお母様とご主人のお兄様と一緒に暮らすために家を建てられたという、外壁の優しさ以上にお気持ちの優しいお二人です。
ご夫妻にお話を伺いました。
「この家を建てる前は、平成5年から南大谷に住んでいたが、坂がきついし玄関に入るにも階段はあるし、段々介護も大変になってきたので、高低差のない平らなところに家を建てたいと思っていたんです。」
「ショッパーか何かで三和住建の名前は知っていたので、モデルハウスに立ち寄ったところ専務が対応してくれて、自分達のように年寄りを介護する家づくりに対するこちらの話を良く聞いてくれ、真意も理解しようとするその態度に専務の熱意を感じました。」
「きっと身体の不自由な社長を身近に接している経験からあんなに説得力があったんだな・・・と。」
「また、それまで家に関することで不動産業社に対して不信感を持っていたが、専務にはそういういやらしさがなく信頼できそうだとも思いました。」
「この家は平成11年5月の連休の頃に完成しました。家は新築なのに新築の感じがしないとよく言われますが、実は母たちが今まで使っていた古い家具を今までと同じ配置にしているんです。
というのも、環境が変わることで痴呆症が進むかもしれないし、母達もすごく負担を感じるかもしれないと思ったからです。」
「1階の店舗の奥の玄関から入ったすぐの部屋には介護の必要な母がいます。 この部屋からは扉1枚で洗面・トイレ・お風呂へと直接行くことができますので、とても使いやすいですよ。」
「また、エレベーターを設置してありますが、妻が荷物を運んだり、先程の車椅子の母が2階に行くのに使っています。 思ったほどには使っていないのですが、エレベーターがあるということは、何かあっても移動することでは何の問題もないということでとても安心です。」
「今ではすっかりバリアフリーのこの家になれてしまい、外に出た時にはちょっとした段差に戸惑ってしまいます。 どこへでも我が家のように何の不自由も感じずに行けるようなそんな世の中に早くなるといいですね。」
お母様思いのお二人の優しさに、ほのぼのとした温かさを感じさせていただきました。