弊社から車で5分程の町田市根岸町にお住まいの吉永様邸を訪問させて頂きました。大きな家が並ぶ住宅街の中、ひときわ目立つクリーム色と黒色のコントラストが素敵な総タイル貼りのご自宅です。吉永様はお若いご夫婦の二人暮らしですが祖父母様や御両親様、また長く住まわれる事も考慮されバリアフリーを意識した住宅を造られました。
緩やかなスロープを上がって行くと、とても明るく気さくな奥様が迎えて下さいました。玄関の引き戸を開けると正面にはあかり採りも兼ねた小さな中庭が設けられ、閉鎖的になりがちな玄関を明るく開放感あふれる造りになっています。
夏は涼しく、冬は暖かくのSW工法で建てられたご自宅は、夏は殆どエアコンは使わずに扇風機だけで過ごすそうです。冬も一度室内を暖めてしまうと暖房を切っても魔法瓶の様に保温されるので快適に過ごせ、大勢のご親戚が集まる時には、床暖房のみ付けていましたがお刺身が傷まないか心配になるほど暖かかったそうです。
以前はマンションに住まわれていて「注文住宅との差をすごく感じられるので良い経験をしました」とおっしゃられ、新居に引越してからは一度も風邪を引かず、お掃除も楽になってご主人様のご帰宅も早くなられたそうです。人工大理石で造られたカウンター付きのキッチンは白い壁にワインレッドの棚がアクセントになっていて、奥様のお父様が一番お気に入りだそうです。ダイニングには壁一面に貼られたエコカラット(呼吸する壁)がお部屋をオシャレに演出していました。
今まで約30人ほどお友達が遊びに来られて「家の写真をとってもいい?」と言われたり、居心地の良さに時間を忘れてしまったりしてしまうそうで「とても嬉しいんです」とおっしゃられていました。いつも奥様は2階の吹き抜け部分で洗濯物をたたまれていて、1階に居るご主人様と会話をされるそうなのですが普通の話し声で話しが出来て気密性の高さを実感されているそうです。
吉永様邸は高気密・高断熱はもちろんですが、太陽光発電やLOW-Eガラス(遮熱断熱ガラス)を取入れて間接照明もLDE電球にする等まさに未来を見据えたエネルギーゼロな暮らしを目指す家です。吉永様邸の1年間の電気料金と太陽光売電料金をグラフにしてみました。個人差はございますが、グラフを見ると冬の間は横並びですが、春以降は売電料金が増えて、年間を通してプラスになる事が分かります。
吉永様は使用エネルギーを太陽光モニターで確認し楽しみながら節電をされて、売電料金を貯蓄して10年後の住宅メンテナンスに当てるそうです。また、今後は省エネ家電のご購入を検討されていて更なる節電を目指されています。今回、吉永様邸を取材させて頂いて大変勉強になりました。料金のグラフ化や撮影等、快くご承諾頂きまして誠にありがとうございました。今後も変わらぬお付き合いをさせて頂けます様日々努力させて頂きたいと思います。