オール電化もいいけど、やっぱり料理は火を使ってやりたい!というガスコンロ派さんは結構いらっしゃいます。
ガスは、IHクッキングヒーターに比べ「停電の影響を受けない」「鍋やフライパンを選ばない」「中華鍋で炒め物をガンガンできる!」などの利点がありますが、使い方を誤ったり器具に不備があったりすると、重大な事故を引き起こす可能性がある設備でもあります。
ガス器具の取扱説明書をよく読んで、説明に従って正しい使い方をしてください。
(製品によっては、本サイトと説明の仕方が異なる場合がありますが、その際は器具の取扱説明書に従ってください。)
それでは、ガス設備のお手入れについて確認していきましょう。
ガス栓、ゴム管の日常の点検
●ゴム管が、ガス栓と器具にしっかり接続されているか点検しましょう。
「ホースエンドガス栓」の場合、ゴム管は安全バンド(ゴム管止め)で固定されていますか?
「コンセントガス栓」の場合、ソケットがしっかりと差し込まれていますか?
●ゴム管は長すぎてもダメ。ねじれたり、劣化したりしていませんか?
ゴム管はいつも新しいものを使ってください。管に打ち込んである製造年月日を確かめ、2年以上経過していたら、手で触って感触を確かめてみましょう。
弾力性がなかったり、ネバネバしていたり、ひび割れがあったりするときは、必ず交換してください。
●適正な器具を使いましょう。
ガスは地域によって種類やカロリーが異なります。
●青い色の炎で燃えていますか?
不ぞろいな炎や黄色っぽい炎、チラチラとした赤い炎の場合、不完全燃焼やバーナーヘッドが正しくセットされていない、あるいは汚れているなどの原因が考えられます。お手入れをして、正しくセットしてください。
それでも解消しない場合は、施工店またはガス会社にご連絡ください。
●ガスを使用するときは、必ず換気しましょう。
火が燃えるためには新鮮な空気が必要ですが、換気が不十分だと新鮮な空気が不足して不完全燃焼となり、有害な一酸化炭素が発生する危険性があります。安全にガスを使うために、必ず十分な換気をしてください。
●普段使わないガス栓にはゴムキャップを被せましょう。
●ガス漏れ警報器は適切な位置に設置されていますか?
「都市ガス」の場合はキッチンの天井付近に設置
「プロパンガス」の場合は、キッチンの床に近い場所に設置しましょう。
月に1回は正常に作動するかどうかを確認しましょう。
●ガス管の引き込み位置を確認しておきましょう。
都市ガス利用の場合は、植栽などによるガス管の損傷を避けるため、ガスの引き込み管の埋設位置を確認しておきましょう。
ガス漏れかな?と思ったら
- 漏れた箇所がわかる場合は、すぐにその元栓を占め、すみやかに換気します。(※)
- ガス漏れの箇所がわからない場合は、窓を開けた後、ガスメーターのところにあるメインバルブを閉めます。
- ガス会社に点検を依頼してください。
※LPガスなど、空気より重いガスの場合は床に近い窓を開けます。
一方、天然ガスなど、空気より軽い性質のガスの場合は天井に近い窓を開けます。
スイッチの火花で引火する可能性があります。