今回のお施主様訪問記は、秦野市にある【社会福祉法人苺一会 ほほえみ保育園】様をご訪問させていただきました。園舎は大きな幹線道路から住宅街に入った所に、かわいらしいオレンジの屋根とレンガ調の外観で、まるでシルバニアファミリーのようなおうちをイメージしたかわいらしい洋風な建物です。
玄関は広々として、たくさんの子ども達が一度に入れるようになっていました。園内は木の柔らかいぬくもりを肌で感じられる様に随所に自然素材の木を用いています。最初に案内されたのは給食室でした。「まあ、何て小さくてかわいい、椅子と机！」お部屋とキッチンがガラスで仕切られ給食を作っている様子が子ども達に見えるようになっています。毎日の給食が子ども達もとても楽しみですね。
さて、ここからは三和住建とのご縁について伺いたいと思います。園長先生にお話を伺いました。園長先生は長い間、座間の保育園で先生をされていたそうです。働いていた保育園の園長先生からのご縁を頂き秦野で保育園を運営する事になり、社会福祉法人の立ち上げから、設計・施工と2年もの月日を経て開設されました。当初は他の工務店さんで建てる予定でしたが、「子ども達の事を考えて建てたい」という想いが伝わらず、どうしたものかと暗中模索のなか園長先生の知人からのご紹介で弊社にお声をかけて頂きました。
「本当に、三和住建さんが建ててくれなかったら、どうなることだったか。思い通りの保育園が出来て本当に良かったです。園児たちの入園時期も決まっていたので、工期も短く、本当に大変だったと思いますよ（笑）監督の中村さんには本当に感謝しています」 園長先生の子ども達を想う気持ちが形となった保育園が完成し、こちらも本当に嬉しく思いました。
0歳児から5歳児までの小さなお子様たちを預かる園では随所に安全面の配慮がみられました。コンセントはすべて大人の背丈と同じくらい高い位置にあり、扉はすべて指はさみ防止用の引扉になっており、鍵の位置もすべて上にありました。うん十年昔に通った私の時代の幼稚園とは大違い！安全面も心配なく、親御さんも安心して預けられると思いました。また床一面の無垢材は何種類ものサンプルをとり、実際に園長先生が素足で乗り、子ども達は過ごしてもひんやりしない木材を選ばれたそうです。また、各お部屋との仕切り壁はおうちの形をした枠を設け遊び心を出しながら子ども達からも先生からも様子がよく分かるよう、個室化しない工夫がされていました。
玄関入口脇には、本物のカラフルなボルダリングが設置され、雨の日でも子ども達のストレスをためず、体を動かせて、のびのびと楽しい時間が過ごせる配慮もされていました。見れば見るほど、子どもを通わせたくなる保育園だと思いました。見学のお問合せもたくさんあるそうで、取材させて頂いている時も入園希望のお母様が見に来られていました。人気の保育園ですね！
「職員さん含め、小さいお子様を預かるのは神経を使うお仕事ですね」と伺ったところ「気も使いますし、運営するとなるといろいろな仕事もあるので休みはほとんどありません。ただ0歳から預かっているので、初めて歩けるようになった瞬間に立ち会えたり、昨日できなかった事ができるようになる姿を見るのは、いつ見ても感動します！やりがいもあるし、子ども達から元気をもらえるんです。だから楽しいんですね（笑）」また「保育士さんの笑顔がないと、いい保育ができませんので」と園長先生。取材の日も保育士さんの笑顔に沢山ふれる事ができました。卒業した子ども達もこの先どのように成長していくのかが楽しみと園長先生からお話を頂きました。
施設が充実しているだけでなく、園長先生や理事長先生が自ら保育に関わり、子ども達にとっては第2のおうちのような温かい家庭的な雰囲気がとても印象的でした。今の若い世代のご夫婦はほとんどが共働きで、忙しい日々を送っている中、安心して子どもを預けられる所がますます必要になってくる時代に、ほほえみ保育園さんのような園がもっと増えていく事を願いたいと思います。保育中にもかかわらず取材にご協力頂き、ありがとうございました。
