町田市成瀬の高台に建つ木下邸は、和風造りの落ち着いたたたずまいでまわりの静かな街並みにしっとりと 溶けこんでいます。
ご主人と奥様に話を伺いました。
「昭和54年頃、現在の場所に土地を手に入れることができました。
その頃高校の同級の志水さんが、町田で建設会社をやっているという話を耳にして連絡したのが、昭和56年の正月。 その後とんとん拍子に話は進み、1月15日地鎮祭、5月末に上棟式、7月末には完成してしまいました。
志水社長のアイデア
すでに会社の住宅部で設計してもらっていた図面があったのですが、志水さんのアドバイスで、玄関の位置を北側から東側に、車庫を地下車庫に変更しました。
そのおかげで門から玄関までの階段の段差が少なくなり、車は雨に濡れることもなくなりました。
家の中にも随所に志水さんのアイデアをいかし、例えば、リビングドアは玄関の引き戸に合わせたデザインの特注ドア、玄関ホールの上がり框の横に木質縦格子の小壁、和室にタンス置き場、2階の子供部屋の壁は板張り等々。
又、20年も前にすでに電話機付インターホン、洗濯機のカランが給水と給湯の2つ、2階の洗面台の給湯は電気式にしてくれました。これらは今でもとても重宝しています。
プロに任せたほうが絶対にいいものが出来るというのが私たちの考えでしたから、志水さんにお任せして本当によかったと思っています。
しかし20年も経つと、各部屋にエアコンのコンセントが不足したり、リビングを庭側に出して大きく造っておけばよかった等と問題も出てきます。
当時を振り返ってつくづく思うのは、金額的にかなり大変だった所も無理してよかったということです。あの時、志水さんに連絡したことが何かの縁だったのでしょうね。」